初日

 今日からブログをつけることにした。どういうテーマになるかは日々のニュースや出来事次第だろうが、僕の興味の方向性上、必然的に政治や社会、文学といった方面に走ってしまうのだろう。
 とにもかくにも暇を持て余している今日この頃、とはいっても大学院も終盤に差し掛かり、研究活動やら就職活動やらで「暇を持て余す」などありえないはずであるが、恐ろしいことに「暇を持て余している」のである。しかし暇といっても周囲が慌しくなり始めているのは確かであり、日々何かしらの用事で忙しいのも事実である。おそらく大学院入学以来一年半惰性にのまれた生活をおくってきたその倦怠感から実際以上に「暇である」と感じるようになったんだろう。正直のところこの倦怠感は不快ではなくむしろ心地いい。しかも来年からはこのような贅沢な倦怠感も味わえなくなる。日々の業務に終われ、このような倦怠感に悩まされ続けた日々を懐かしむと同時に、このような自由に使える潤沢な時間をつかって自己研鑽しなかった自分を恨めしく思うのだろう。
 とりあえずこれから年明けにかけて、身辺が騒がしくなり精神的にもせかされてくるだろう。しかし当座のところはこの心地よい倦怠感の中で、いつまで続くかわからないが、暇人としての生活を楽しみたいと思う。