昨日は夜の11時くらいまで学校にいて、それから友達と夕食を食いがてらドライブに行った。帰りの車の中で非常にパワフルな睡魔が襲ってきて、どうにもこうにも抗し難く、友達に運転してもらっている横で、寝てしまった。女の人がこれをやるとかわいらしいなと思うだろうが、俺のようなむさくるしい男がやってしまうと、目を背けたくなるくらい見苦しいの。その友達には不快なおもいをさせて、非常に申し訳なかったと、この場を借りてお詫び申し上げます。
  今日は午前中学校に行って、二時から整体に行く。これでかれこれ四回目になるのだが、おかげで肩や首の凝りがかなり改善されたように思う。心なしか自分のゆがんだ顔もまっすぐになったような気もするが、まあ気のせいだろう。願わくばこのひん曲がった性格も何とかしてほしい・・・


今日の読書感想文 産経新聞から
カミソリ 自民の知恵袋 後藤田氏死去  


後藤田正晴元副総理が19日死去していたと21日発表があった。後藤田正晴はオウムへの破防法適用や自衛隊の海外派兵、首相の靖国神社参拝反対と、僕とは考え方がまったく正反対の人だ。しかしこの人は、自衛隊や戦争、警察の実態を知っているだけに、左翼系評論家やメディアにはない説得力があるように思う。あさま山荘事件を指揮したときには、妻子持ちや長男は突入チームから除外するなど、現実的な思考力の持ち主でもある。産経新聞の記事にもあるように”「旧日本軍の暴走を知”り ”(自衛隊の前身の)警察予備隊の創設を起案した立場」として、自衛隊の海外派遣にも批判的だ”といわれてしまえば、なるほどそういうものかと思わざるを得ない。オウムへの破防法適用に反対するのも、戦前の警察組織、治安維持法下で国民の権利がどのように蹂躙されてきたか、内務省で警察官僚をやっていた経験から知っているからだろうと思う。
 しかしそうは言っても僕の性格上どうしても反論したくなる。敗戦の焦土から世界のGDPの15%をも占めるまでに成長した日本経済は、資源の大半を輸入に依存し、他方で他国への輸出が高度経済成長を牽引してきたのである。これほどまで世界から恩恵をうけていながら、いつまでも平和主義の皮をかぶって、世界平和に貢献しないという、そんな矛盾した、独りよがりな平和主義をいつまでも続けていて良いのだろうかと思う。また破防法にしても、治安維持法でさえ当時の状況を考えれば、社会が不安定化する中で、共産主義という死病が日本全国に広まるのを防ぐ重要な役割を果たしたのである。おかげで戦後の日本は共産革命も起こらず安定した成長を実現することができた。その点は積極評価されるべきである。今日においても、テロなどが現実的な脅威となっている中で、国民の生命を守るためには破防法などの法律が多数の国民の生命を奪ったテロ組織に適用されるのは当然のことだと思う。
  しかし、日本全国でナショナリズムが高揚している今日において、それが戦前のように間違った方向に暴走してしまわないためにも、後藤田さんから学ぶことは多いと思う。