CoCoカレーの逆襲

 昨夜も11時過ぎまで学校にいて、一昨日と同じ友人とCoCo壱で夕食にカレーを食べる。2年位前に、辛いカレーにはまった時期があり、CoCo壱も7辛まで食べたことがある。辛い物好きといっても、7辛になるとさすがに変なテンションになって「うまい!うまい!」と自分に言い聞かすように、一人でぶつぶつ言いながら、汗だくになりながら食べて、友人や店員から気持ち悪がられていた。要するに辛い物好きといっても、まだまだヌルいのである。
 今回は久しぶりなので、5辛を注文することにした。5辛では辛いものマニアに言わせると、「辛い」というよりもむしろ「ヌルい」の範疇に入るのかもしれないが、とりあえず2年ぶりということで、ヌルく5辛から始めることにした。しかし食べた瞬間、5辛を「ヌルい」とさげすんでいた自分が、いかに思い上がっていたかを、思い知らされてしまった。口に入れた瞬間、グワッと辛さが口の中に広まって、カレーがのどから食道を通る間に、頭から首筋にかけて、汗がジワッと噴きだしてきた。そして半分くらい平らげたころには、食道から胃までカレーにコーティングされたみたいにひりひりして、こめかみから首筋にかけて汗がだらだら流れ出して来た。ここまで衰えてしまったのかと、わけのわからん事を思いながら、残り半分を三口に一回くらい水を飲みながら平らげた。完食した後本来ならば、体が芯からカッカッと火照ってきて、「きたきた、新陳代謝が促進されてきた」とかわけのわからんことを思いながら、真夏の空気すら涼しげに感じる程の火照りの中で意味不明な充足感に浸るのだが、水を飲みすぎたせいか、それとも5辛では足りなかったのか、当時感じたような心地よさは感じなかった。かわりに変な胃のもたれだけが残った。悔しいので、もっと辛いものを食べれるように、鍛えなおそうかとも考えたが、ヘアライン防衛戦線への負担も考えれば、これを機会に控えようと思った。


今日の読書感想文 産経新聞から
ゲイツ氏12年連続首位 フォーブス誌長者番付
http://www.sankei.co.jp/news/050923/kei059.htm

記事の抜粋
"米経済誌フォーブスは22日、米国内の資産家400人をランキングした恒例の長者番付を発表し、ソフトウエア最大手マイクロソフトビル・ゲイツ会長が資産総額510億ドル(約5兆6700億円)で、12年連続でトップに立った。"


510億ドルという天文学的な数字になると、感覚が麻痺してきてどれくらいすごいのかわからなくなる。おそらく一国のGDPに匹敵するだろうと考え、world bankのサイトにいって調べてみた。
ソース→http://www.worldbank.org/data/databytopic/GDP.pdfデータは2004年のもの


バングラディシュ 人口 1億3,810万人 GDP 568億44百万ドル
ロッコ     人口     3千8万人 GDP 500億55百万ドル
ベトナム     人口   8千2百6万人 GDP 452億 1千万ドル
ビルゲイツ    人口        1人 総資産 510億    ドル


カトリーナの被害者の大半は移動手段を持たない貧しい移民の人たちだそうだ。その一方で数千万の人口を抱える大国のGDPに匹敵する資産を持った大金持ちがいる。この格差がアメリカの成長の牽引力であるのか。機会の平等か結果の平等か、おそらくそのどちらに偏っても社会に歪が生じるのだろう。日本にはその中庸を行ってほしい。