State Nationsって

 Kateさんこのブログ読んでくれてますか、この前state nationsについて話しましたよね、nation state(国民国家)は学部時代に政治学やらの授業でよく聞いて馴染みがあるが、sate nationsって何ぞやって。今日、言語政策の教科書のコピー(バリムズイ)を読んでたんですが、なんかこれをよむとKateさんが言わんとしていたことが、よくわかったような気がします。でもまだまだ、分からないことが多くて、疑問だらけなんやけど。

 state nationsというのは統治機構としての国家(state)と、その構成員たる国民(nation)がいかなる関係にあるかということなんですかね。ヨーロッパの歴史の流れで考えると、まず領主的な王様に支配された小さな「クニ」がたくさんあって、その「クニ」の領民は農奴のように王様に支配されて、移動の自由もなかった。王様たちは互いに侵略したり、されたりしていたので、領民にとって支配者はころころ変わっていた。だから当然国民意識というものも育たない。
 人の移動の自由はないといっても、さすがに隣村に行って言葉が通じないというほどでもない。しかし遠くに行くにつれて微妙に言葉が変わっていくので、あまり遠くの村だと言葉が通じなくなる。

 それが、中世くらいになると王様同士で国境を決めて、お互いに国境は侵犯しないでおきましょうという、約束をすることになる。明確になった国境の中で、領民の中で国民意識愛国心らしきものが萌芽してくる。絶対主義の時代になると、王様は自分に取って代わるかもしれない貴族のかわりに、その辺の優秀な人間を官僚として登用して、封建制から中央集権的な官僚機構を作り上げる。ここで近代的な統治機構としての国家(state)の原型が誕生する。しかし広大な国土の下で、移動の自由が制限された領民は、依然として土着の言葉を話していて、出身地が違えば相手が何を言っているのか分からない、というような状況にある。つまり、一つの統治機構の下で、異なった言語やそれに付随する文化によって、各々に異なった国民(nationS)が存在している状態が、State Nationsになる

って言うことで良いんですかね、Kateさん???でもそうなるとオランダやスイスはnation stateじゃなくてstate nationsになるんかな????日本の江戸時代もstate nationsか???
そうじゃなくて、state nationsというのはnation stateになる前の国家が,複数の民族を上から束ねていた状態をのことなんかな。実はまだあのチャプターを最後まで読んでないんで、多分読んだら、分かるようになるんかな〜?まあそれだったらこんな下らんこと書いてないで、早く読めやって思われるかも知れんけど・・・気晴らしに書かせてもらいました。

明日の授業で疑問は晴れるんやろ〜な。なんか楽しみだ。うだうだとあほなこと書いてすみません。別に答えてくれなくていいです。