ハロウィン・その他

 先週の土曜日にハロウィンパーティーをした。パーティーの準備に買出しに出たが、下町の商店街を大量の買い物袋を抱えて歩いていると、通りに人情があふれているのを感じた。
 パーティはなんと言っても参加者の仮装が、どれもこれも異彩をはなっていた。他の人の仮装に対して、自分のはどうもしょぼくれている感がしていた。そういえば、このパーティーで久しぶりに日本酒を飲んだ。日本酒は翌日に残るので、大学卒業後は控えていたが、今回は土佐鶴ということで、飲まずにはいられなかった。ものはそれほど上等なものではなかったが、さっぱりとしたかすかに甘さを含んだ味わいで、米の甘い香りがよかった。
 土佐鶴は主に四人で飲んだので、一升瓶がすぐに空になってしまった。ワイワイと楽しむのもいいが、友達とマッタリとくつろいだ雰囲気の中で、色々な話をしながら飲むのも楽しい。次の日には、心配していた二日酔いはおろか、酒がまったく残っていなかった。


コープスブライド


ハロウィンの翌日、友達と三人でコープスブライドを見に行った。絵がナイトメア・ビフォア・クリスマスに似ていたが、今回はモーションピクチャーではなくCG。全体的に陰鬱な雰囲気の中に、同じく陰鬱で独特な登場人物たちの豊かな表情が映えていた。哀愁の中に陽気さを含んだような独特な音楽も、独特な世界観を深めていた。
ラストはハッピーエンドと言えるのだろうが、同時に非常に切なく悲しい気持ちになった。
陰鬱さと陽気さという二律背反する世界が渾然とした印象深い映画だった。